物忘れ

年齢と共にどんどん記憶力が良くなっていくという人はあまりいません。健康な人でも物忘れをして、どんな人でも物忘れの頻度は増えていくものです。しかし 単なる年齢的な物忘れと、物忘れを伴う認知症を同じように扱うことは出来ません。年齢で増えてゆく物忘れと違い、多くの認知症は治療が可能だからです。
認知症には、色々な種類の疾患が含まれています。有名なアルツハイマー型認知症以外にも、脳血管性認知症(脳梗塞などの症状として起こる)、レビー小体型認知症、アルコール性認知症、などがあり、それぞれ治療方法は違います。
物忘れが気になる、認知症になったらどうしよう、もう自分は認知症じゃないかと心配、そんな方は是非ご相談下さい。

昔と違い、現在は、治療方法の選択肢が沢山用意されています。
高血圧・糖尿病・高脂血症などを、ちゃんと治療するだけでも、認知症を予防したり、進行させない効果があるのです。もしも認知症になってしまっても、10年前には無かった新しい認知症の治療薬も次々と使われるようになっています。
認知症だと診断されたら怖い、だから医者にかかりたくない、と心配はしないで下さい。
すぐに認知症と診断することはありません。
それに、もしも認知症の傾向があったとしても、(なかったとしても、)あなたにとって一番良い方法を一緒に考えて行くことが出来るからです。